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宮川長春

宮川長春は、天和2年に生まれ、浮世絵師として活躍しました。菱川師宣などに絵の基礎を学び、狩野春湖などに師事した時期もあるそうです。版画制作を一切行わないのも特徴になり、常識などの形にとらわれない描き方をしていました。女性を題材にしたものが多く、遊女や庶民風俗などを描き、どれも繊細なタッチと美しい色彩で完成させました。宮川長春は、宮川一門を率いて日光東照宮などの色彩修理にも携わった経験があります。

現在残されているのは200点ほどになり、国内外の作品を扱っている美術館などで保管されています。宮川長春は、生涯版画には手を染めることはなく、富裕層を中心とした人気が高かったのではと考えられています。

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