作家一覧– category –
-
鈴木春信
鈴木春信は、1725年に生まれ、江戸時代の中期に活躍した浮世絵師です。浮世絵の世界の発展に勤めた人物といっても過言ではありません。もともとは京都で学び、その後江戸に移り住みました。鈴木春信は、比較的裕福な家で生まれ、錦絵にとても興味を持ちま... -
雪舟
僧侶でもあり水墨画を描いた人物としても知られている「雪舟(せっしゅう)」について、誰もが一度は名前を効いたことがあるのではないでしょうか。幼い頃からその才能を発揮するもどうして僧侶の道を進むようになったのか?意外と知らない雪舟の人物像や... -
高橋泥舟
高橋泥舟は、1835年に江戸の山岡正業の次男としてこの世に誕生しました。忍心流の名家になり、槍の修行を受けていたそうです。上京に達しているといわれるほど、高い腕を持っていたそうです。徳川慶喜が、官軍の使者として選んだ人物でもあり、とても厳格... -
高浜虚子
明治・大正・昭和の3代に渡って活躍した、小説家であり俳人として有名な「高浜虚子(たかはまきょし)」をご存知でしょうか。雑誌の「ホトトギス」の発行に尽力したことでも知られ、世界で活躍する多くの俳人を育てた人物でもあります。 愛媛県の温泉郡長... -
種田山頭火
本来の俳句の形に縛られることなく自由律俳句の代表者としても知られる「種田山頭火(たねださんとうか)」は、多くの人に愛されました。実際に国内に句碑が500基以上残されており、58年の短い人生のなかでたくさんの功績を残した人物でもあります。 1882... -
田能村竹田
江戸時代後期に活躍した南画家でもあり、日本の各地を描いた人物といえば「田能村竹田(たのむらちくでん)」ではないでしょうか。代表作も数しれず、なかには重要文化財に指定されているものもあります。 現在の竹田市の岡藩藩医の家で生まれたものの、武... -
俵屋宗達
生涯が謎に包まれた人物でもあり、絵師として確かな実績を残し続けた「俵屋宗達」を知っていますか?町人だったこともあり生没年不詳であること、絵師として大出世した人物でもあります。俵屋宗達の作品を見ると「あ、これ知ってる!」と思うものも多く、... -
鳥文斎栄之
鳥文斎栄之は、江戸時代の後期に活躍した浮世絵師です。長男として生まれ、17歳のときに家督を継いでいます。狩野典信に師事したあとに、文竜斎に師事しており、早い段階から絵を初めていました。1785年の「其由来光徳寺門」が挿絵としてはじめて発表した... -
月岡雪鼎
月岡雪鼎は、1726年に生まれ、江戸の中期から後期にかけて活躍した浮世絵師です。現在の滋賀県で生まれ、その場所に小高い丘があったことで山の名称をとり“月岡”としたという伝説が残されています。月岡雪鼎の父親は医者だったこともあり、当初は家業を継... -
月岡芳年
月岡芳年は、最後の浮世絵師としても知られている人物になり、幕末から明治にかけて活躍しました。江戸の新橋に生まれ、子供の頃より画業を志しました。月岡芳年は、12歳になったときに、歌川国芳に入門し、15歳の若さで画壇にデビューします。22歳で本格... -
津田青楓
津田青楓は、1880年に京都府で生まれ、華道家の去風流家元の息子です。小学校を卒業すると、京都の呉服問屋にて奉公します。その後、四条派の日本画を師事するようになり、京都市立染織学校に入学。卒業したあとに助手を勤め、関西美術院に入学して洋画を... -
椿椿山
椿椿山は、江戸の小石川天神にて生まれ、江戸時代の後期を中心に日本の文人画家として活躍しました。人物画や花鳥画を得意としており、柔軟な筆遣いや温かみのある色彩などが特徴だと言われています。椿椿山は、7歳にして父親と死別し、世襲制だったことも... -
坪内逍遥
坪内逍遥は、明治時代を中心に活躍した、小説家であり、評論家、翻訳家などの多彩な才能の持ち主です。岐阜県で生まれ、父親は尾張藩の手代を務め、明治維新とともに名古屋の笹島村に戻ることになりました。漢学については両親の影響があり、11歳には貸本... -
東洲斎写楽
東洲斎写楽は、江戸時代に活躍した浮世絵師です。主に歌舞伎を題材にしたものが多く、役者絵なども含め140枚もの作品を残しています。詳しい経歴などはわかっておらず、藩お抱えの能役者だったのでは?と考えられています。東洲斎写楽は、作品を描いたあと... -
富岡鉄斎
日本最後の文人画家として知られる「富岡鉄斎(とみおかてっさい)」といえば、誰でも一度は耳にしたことのある有名人なのではないでしょうか。主に明治時代・大正に活躍した人物になります。生涯文人としての人生を貫き、世界中からも高い評価を得ていま... -
豊原国周
豊原国周は、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師です。江戸京橋の大島や九十郎の次男として誕生し、とてもやんちゃな性格で近所からも苦情が来ることがあったそうです。豊原国周は、子供の頃から、画材にとても興味を示しており、長谷川派の豊原周信じ... -
永井荷風
永井荷風は、日本の小説家・翻訳家としても知られた人物です。メガネの姿が印象的です。もともと東京の小石川区にて生まれ、父親はブリジストン大学などの留学経験のあるエリートでした。永井荷風は、学生時代に、芝居好きな母親の影響もあり歌舞伎や邦楽... -
長沢蘆雪
長沢蘆雪(ながさわろせつ)という絵師を知っていますか?なんでも絵師としての実力は認められていたものの、ちょっと皮肉屋で愛想のない性格だったこともあり賛否両論な人物としても知られています。長沢蘆雪は円山応挙の高弟でもあったともいわれていま... -
中村貞以
中村貞以は、1900年に大阪の船場にて誕生し、問屋を営む両親の4子として生まれました。幼少期のときに両手に大やけどをおったこともあり、指の自由を失う経験をしています。そのため、絵筆を両手で挟んで描くスタイルだったそうです。中村貞以は、19年に日... -
中村不折
中村不折は、明治から大正・昭和にかけて活躍した画家でもあります。日本画だけに限らず、書道会や洋画界などの幅広いジャンルに精通していること、人気のある作品を数多く残しています。夏目漱石の「吾輩は猫である」の挿絵を担当したことでも知られてい... -
夏目漱石
夏目漱石は、日本の小説家でもあり評論家、英文学者などのさまざまな才能を持ち合わせた人。教師なども経験し、明治の末期から大正初期にかけて近代日本文学を支えた一人です。1867年に江戸に生まれ父親は周辺を治めていた名主として有名でした。夏目漱石... -
西川寧
西川寧は、20世紀の日本を代表するといっても過言ではない、書家であり中国文学者です。書道史的研究では文学博士を取得しています。西川春洞の三男として誕生し、昭和の三筆と呼ばれました。 西川寧は、1933年に泰東書道院・謙慎書道会を創立し、豪華院書... -
橋口五葉
橋口五葉は、明治から大正にかけて活躍した木版の画家です。もともと鹿児島県に生まれ1899年に状況します。そこでは橋本雅邦に入門し、東京の美術学校に入学して主席で卒業します。橋口五葉は、文学書の装幀作家でもあり、浮世絵師として研究もしていまし... -
長谷川等伯
長谷川等伯は、能登の七尾に生まれ、20代の頃から日蓮宗関係の仏画や肖像画などを描きました。主に安土桃山時代から、江戸時代の初期に活躍した絵師としても知られています。長谷川等伯は、1571年に上洛して狩野派などの画風を学びます。その後雪舟などの... -
菱川師宣
菱川師宣は、1618年に江戸に生まれた画家です。菱川派の祖としても知られています。浮世絵の確立者でもあり祖としても高く評価されています。菱川が活躍する以前は絵入本の挿絵程度の役割しかなかった浮世絵版画を鑑賞向けにするなど、絵画の作品としての... -
平塚運一
平塚運一は、島根県出身の版画家であり、名誉市民に認定された人物です。石井柏亭にて洋画講習会に参加したことがきっかけになり、上京しデッサンに励みます。その後、版画技術を会得し二科展にて版画の作品は入選して一躍有名になります。平塚運一は、192... -
前川千帆
前川千帆は、1888年に生まれた、日本の版画家であり漫画家としても知られています。京都の石田家にて生まれ1904年に父をなくします。前川千帆は、関西美術院にておうがを学ぶと、東京に行きパック社にて勤めるようになります。新聞社に入ると漫画を専門に... -
松林桂月
松林桂月は、1963年に山口県の萩市で生まれた日本画家です。妻の松林雪貞も日本画家として知られるなど夫婦で有名な人物でもありました。松林桂月は、“最後の文人画家”としても知られ、謹直な描写を基礎にしながら、近代的な要素を丁寧に取り入れていきま... -
水野年方
水野年方は、明治時代に活躍した日本画家であり浮世絵師として知られています。月岡芳年の門人としても知られており、美人画や歴史画などの浮世絵を描きました。水野年方は、左官の長男として生まれ、生涯で絵を好み漆黒を使い、絵を描き遊んでいたといい... -
宮川長春
宮川長春は、天和2年に生まれ、浮世絵師として活躍しました。菱川師宣などに絵の基礎を学び、狩野春湖などに師事した時期もあるそうです。版画制作を一切行わないのも特徴になり、常識などの形にとらわれない描き方をしていました。女性を題材にしたものが... -
山口蓬春
山口蓬春は、北海道生まれの日本画家です。1913年に東京に生まれ松岡映丘に師事すると、大和絵を習得します。1924年には新興大和絵会に参加し、1926年には美術院賞受賞などの数々の実績を残しました。その後、日本芸術院の会員や、日展の運営会理事、文化... -
山本鼎
山本鼎は、明治から昭和にかけて活躍した、日本の版画家でもあります。また色彩豊かな洋画家としても知られ、教育者としての一面も持ち合わせていました。山本鼎は、愛知県に生まれ、16歳以降は長野県の上田市に住んでいました。美術の大衆化や、民衆の芸... -
楊洲周延
楊洲周延は、江戸時代から明治にかけて活躍した浮世絵師として知られています。幕末期ならではの混乱をはさみつつも、45年間の長い間、たくさんの作品を残しました。なかでも3枚続の風俗画を得意とするなど、迫力のある作品も数多く残しています。楊洲周延... -
吉川英治
吉川英治は、日本の小説家としても知られており、主に明治から昭和にかけて活躍しました。当初から作家として活動していたわけではなく、職を転々としたあとに作家になり「鳴門秘帖」で一躍有名な人物になりました。吉川英治は、1892年に神奈川県にて生ま... -
吉田茂
吉田茂は、日本の外交官でもあり政治家としても知られている人物です。内閣総理大臣に就任すると、優れた政治感覚や強いリーダーシップを発揮して日本を奮い立たせました。1878年に高知県にて生まれ板垣退助の腹心だった竹内綱の五男として生まれます。葉... -
吉田博
吉田博は、明治から昭和にかけて活躍した日本の洋画家です。版画家としても作品を数多く残しています。吉田博は、風景画を描いたことでも知られており、昭和を代表する第一人者として活躍しました。久留米市に生まれ、図画教師であった吉田嘉三郎に画才を... -
若山牧水
若山牧水は、宮崎県の医師の長男として生まれました。。中学生の頃に短歌と俳句を始め18歳で、牧水として号を改めます。若山牧水は、1904年には早稲田大学に入学すると、「早稲田の三水」と呼ばれるようになります。1908年には大学を卒業すると処女歌集「... -
渡辺華山
渡辺華山(わたなべかざん)といえば、画家としてはもちろん藩士や学者としても活躍するなど、その生い立ちを知るととても奥深い人物なのがわかると思います。生涯の最後は切腹をして亡くなるなど49歳の人生とは思えないほどの歴史が残っています。 寛政5... -
青木木米
江戸の後期に活躍した、京都出身の陶芸「京焼」や絵師として有名な人物です。なかでも煎茶器に優れていたこともあり、京焼の幕末三名人と称されました。もともとは裕福な家で生まれ育ちましたが、陶説(書籍)を読み、感銘を受けたことで、陶芸を作る道を... -
荒川豊蔵
人間国宝としても名高い人物でもあり、昭和を代表する美濃焼で有名になった人物です。出身は岐阜県の多治見市になり、兵庫、名古屋へと拠点を移し生活しました。星岡窯にいたときに、美濃焼の美しさに惹かれ、いつかは自分の手で作ることを決意します。家... -
飯塚小玕斎
東京の本郷区で生まれ、東京の美術学校を卒業します。その後、戦争のため入隊し出征、疎開先の栃木県にある高等女学校にて約10年間講師を務めます。竹工芸家として従事した経験から、人間国宝として認められるようになりました。北斗賞や菊花賞を受賞する... -
飯塚琅玕斎
栃木県出身の竹工芸家として知られた人物です。父親より技術を学び成功な技法や、独創的な世界観、斬新なデザインなどもあり有名になりました。竹細工といえば、日常生活で使うものでしたが、それを芸術として引き上げた人物でもあります。その技術力の高... -
板谷波山
茨城県出身、明治~昭和にかけて活躍した陶芸家として知られています。茨城県の名誉県民でもあり、文化勲章受章者です。東京美術学校で基礎を学び、石川県の工業学校の主任教諭として採用され、これをきっかけに陶芸の世界に打ち込み始めます。貧しい生活... -
井上萬二
佐賀県の有田町で生まれ、有田焼を世に広めた重要な役割を担った人物です。日本工芸会参与としても認定あされ、人間国宝としても知られています。生家が窯元だったものの、一時は海軍の飛行予防練習生となります。父親の勧めもあり、酒井田柿右衛門窯に務... -
今泉今右衛門
佐賀県の陶芸家でもあり、江戸時代からの伝統を今に守り続けている人物です。鍋島焼は、一子相伝の技法としても知られており、今は14代目が引き継いでいます。色鍋島と呼ばれる品格のある美しい色彩や、赤の調合が特徴でもあり深いこだわりを感じます。現... -
大樋長左衛門
石川県金沢市出身の陶芸家になり、大樋焼の当主として君臨しています。大樋焼の個展を開くときはその名を使いますが、自由に個展を開いて楽しみたいときは、大樋年朗の名前を名乗っていたそうです。文化勲章を受賞するなど、技術力の高さにも定評がありま... -
奥田頴川
江戸時代中期に誕生した陶芸家としても知られ、清の侵略のときに亡命した人物の末裔ではないかと考えられています。質屋を継ぐも、文化活動に熱心な人物でもあり陶芸に熱を上げていたのだとか。京焼では初めての磁器焼成に成功するなど、京焼を広めた人物... -
音丸耕堂
香川県高松市生まれの漆芸家でもあり、革命を起こした人物としても知られています。昭和17年に彫漆技術を用い出店した文展で特選を受賞します。当時は、色漆を何度も重ねて、今どきの流行りを取り入れた独特の作風からも注目されるようになります。重要無... -
加藤唐九郎
愛知県の春日井市出身の陶芸家であり、明治から昭和にかけて活躍しました。両親が窯業を営んでいたこともあり、幼少期より自然と馴染み、のちに父親の製陶工場の一部を譲り受けるまでになります。一時期、助成の措置を講ずべき無形文化財として認定される... -
河井寛次郎
島根県出身の陶芸家でもあり、随筆や書物、詩などの幅広い分野で活躍した人物です。もともとは大工の家出身になりますが、師匠と呼べる人物はおらず学校で教育を受けた珍しい陶芸家としても知られています。1万種以上にもなる釉薬の研究、中国陶器の研究な... -
川上不白
和歌山県の家臣の家で生まれ、16歳のときに表千家七世如心斎天然宗左の内弟子となります。江戸千家の流祖としても知られる人物になり、32歳のときに江戸に茶の文化を広げたいと下り、駿河台に門戸を開きます。もともとの茶風に囚われることなく、新しい茶...