作家一覧– category –
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作家一覧
天像
「天像(てんぞう)」とは、仏教の護法神である「天部」をかたどった像です。特に密教で重要な「十二天」は、八方位(八方天)と天・地・日・月の計12尊からなり、方位の守護や密教の修法に用いられました。代表的なものに「薬師寺吉祥天像」などがありま... -
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明王像
明王は、仏像の階層の中で、如来の化身(真理を説くための変化した姿)と位置づけられる尊格です。仏の教えに従わない衆生(人々)を力ずくで導き、煩悩を打ち砕くという重要な役割を担っています。明王像の最大の特徴は、恐ろしい形相(忿怒相:ふんぬそ... -
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菩薩像
菩薩は、仏教において悟りを開いた如来に次ぐ位にあり、自身も修行しつつ、全ての人々(衆生)を救済する慈悲の精神を持つ尊格です。菩薩像の姿は、悟りを開く前の釈迦(インドの王子)がモデルとなっており、最高の悟りを開いた如来像とは対照的に、豪華... -
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如来像
如来は仏像の階層の中で最も尊い位にあり、「真理を悟った者」「悟りの世界から来た者」を意味します。如来像は、最高の悟りを開いた釈迦(しゅくか)の姿を規範とし、質素で飾り気のない姿で表されるのが最大の特徴です。―主な特徴― 髪型: 髪を小さく丸め... -
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仏像
仏像は、仏教において信仰の対象として造られた、仏や菩薩、明王、天部などの姿を形に表した彫刻です。本来は教祖である釈迦(ブッダ)の姿を表現したものから始まり、やがてその教えや世界観を伝えるために、多様な姿が作られるようになりました。仏像は... -
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テラコッタ
テラコッタは、イタリア語で「焼いた土」を意味し、粘土を成形し釉薬(うわぐすり)をかけずに比較的低温(700~800℃程度)で焼成した素焼きの陶器や彫刻作品を指します。この技法の特徴は、粘土に含まれる酸化鉄が焼成によって発色し、赤褐色や茶色がかっ... -
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鋳銅
鋳銅とは、青銅(ブロンズ、銅を主成分とし錫などを混ぜた合金)や真鍮(しんちゅう、銅と亜鉛の合金)などの銅合金を、溶かして型(鋳型)に流し込み、目的の形状に成形する技法、またはその製品自体を指します。彫金や鍛金と並ぶ主要な金属加工技術の一... -
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象牙彫り
象牙彫りは、主に象の門歯が発達した象牙を素材とする彫刻です。象牙は、独特の乳白色(アイボリー)と、適度な硬度・粘り、そして加工のしやすさを兼ね備えており、古来より世界中で珍重されてきました。日本では奈良時代の正倉院宝物に見られるなど古く... -
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木彫り
木彫りは、木材を素材として彫刻刀やノミなどの工具を用いて形や模様を彫り出す技法、またはその作品自体を指します。石や金属に比べ、温かみのある質感と、彫りやすく加工しやすいという特性を持ち、古くから世界中で用いられてきました。日本では、飛鳥... -
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ブロンズ像
ブロンズ像は、主に銅を主成分とし、錫(すず)や亜鉛などを混ぜた青銅(ブロンズ)を素材とする彫刻作品です。高い硬度と耐久性を持つため、古代ギリシャ・ローマ時代から制作され、屋外のモニュメントや芸術作品に広く用いられてきました。日本の「銅像... -
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アンティーク家具
アンティーク家具とは、一般に製造から100年以上経過した家具を指します。アメリカの通商関税法で定められた定義が広く知られていますが、ヨーロッパでは100年未満でもデザインの伝統を継承したものは「アンティーク」と呼ばれることがあります。―特徴と価... -
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古銭
古銭(こせん)とは、現在通用していない古い貨幣の総称です。主に硬貨(コイン)や紙幣を指し、日本国内では江戸時代以前の和同開珎や寛永通宝などの銭貨、明治時代以降の旧紙幣や記念貨幣なども含まれます。海外の古いコインも古銭のコレクション対象で... -
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切手
切手とは、郵便物を送る際の郵便料金の支払い済みを証明するために貼り付ける証票です。日本では1871年(明治4年)に発行が始まりました。 切手は大きく分けて以下の3種類があります。 ・普通切手: 定番の意匠で日常の郵便に使用され、常に販売されていま... -
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コレクション品
コレクション品とは、個人の興味や愛好に基づき、系統立てて集められた物品の総称です。単に物を集めるだけでなく、分類、整理、鑑賞、保存といった行為を含みます。その対象は多岐にわたり、先の回答で触れた骨董品、美術品、宝飾品、時計といった高価な... -
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時計
時計は、時を計測・表示するための機器です。設置場所で分類されるクロック(置時計・掛時計など)と、携帯できるウォッチ(腕時計・懐中時計など)に大別されます。主な駆動方式時計の心臓部であるムーブメントは、大きく以下の2種類に分かれます。1.機械... -
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ブランド品
ブランド品とは、特定の企業やデザイナーによって製造・販売され、高い認知度と信用力を持つ製品の総称です。特に「ハイブランド」や「ラグジュアリーブランド」と呼ばれるものは、一般的な製品と一線を画します。高品質な素材と職人技: 最高級の素材が選... -
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宝石
宝石とは、「美しい」「希少性が高い」「耐久性がある」という3つの条件を兼ね備えた固形物の総称です。その多くは鉱物ですが、真珠や琥珀、サンゴのように生物由来の有機物も含まれます。種類と分類宝石は、特に価値の高い貴石と、それ以外の半貴石に分類... -
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貴金属
宝飾品(ジュエリー)の主素材として用いられる貴金属は、金(ゴールド)、プラチナ(白金)、銀(シルバー)の3種類が代表的です。これらは化学的に安定しており、変色・腐食しにくいという特性から、美しさを長く保つことができます。金(Gold / Au): ... -
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美術品
美術品とは、美術的な価値や美的な鑑賞を主な目的として制作された芸術作品の総称です。視覚を通じて感動や思考を促す「造形芸術」を指し、文芸や音楽などの他の芸術分野と区別されます。主なジャンルは、絵画(油彩、日本画など)、彫刻、版画が挙げられ... -
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骨董品
骨董品(こっとうひん)とは、希少価値や美術的・歴史的価値のある古美術品や古道具類の総称です。一般的に、作られてから100年以上が経過したものを指すことが多いですが、日本においては明確な定義はなく、昭和期の古いものなども含まれることがあります... -
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常滑焼
常滑焼(とこなめやき)は、愛知県常滑市を中心に知多半島で焼かれる炻器(せっき)で、日本六古窯の一つに数えられます。その起源は平安時代末期にさかのぼる、長い歴史を持つ焼き物です。初期の特徴: 古代から大甕(おおがめ)や壺などの大型の日用雑器... -
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萩焼
萩焼(はぎやき)は、山口県萩市一帯で作られる伝統的な陶器です。豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に朝鮮から連れてこられた陶工が開窯したのが始まりで、茶陶(茶の湯の道具)として特に高い評価を受けてきました。素朴な土の風合い: ざっくりとした焼き締まりの... -
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有田焼・伊万里焼
有田焼と伊万里焼は、17世紀に有田で誕生し、伊万里港から積み出されたことで共通の歴史を持ちますが、現在の産地と作風で区別されています。有田焼(佐賀県有田町): 主として白磁の美しさを基盤とし、柿右衛門様式の繊細な色絵や、古伊万里様式(金襴手... -
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九谷焼
九谷焼(くたにやき)は、石川県加賀市周辺を産地とする、日本を代表する色絵磁器です。江戸時代前期に加賀藩の命により開窯されたのが始まりで、この時期の作品は特に古九谷(こくたに)と呼ばれ珍重されています。九谷焼の最大の魅力と特徴は、その豪華... -
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美濃焼
美濃焼(みのやき)は、岐阜県東濃地方(主に多治見市、土岐市、瑞浪市、可児市)で製作される陶磁器の総称です。日本の陶磁器生産量の約半数を占める、国内最大の生産地です。最大の特徴は「特徴のなさ」とも言われる多様性にあります。定まった様式を持... -
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益子焼
益子焼(ましこやき)は、栃木県益子町周辺で生産される伝統的な陶器です。江戸時代末期に窯業が始まり、当初は水がめや土瓶などの日用品を中心に制作され、関東の台所を支えました。大きな特徴は、地元の土を用いた、厚手でぽってりとした素朴で温かみの... -
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磁器
磁器(じき)は、陶磁器の一種で、主に陶石やカオリンといった岩石を砕いたものを主原料とする「石もの」です。特徴として、1250℃以上の高温で焼かれるため、素地がガラス質化し、非常に硬く締まります。これにより、吸水性がほとんどなく、強度が高いため... -
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陶器
陶器(とうき)は、陶磁器の一種で、主に山や田畑から採れる粘土(陶土)を原料として作られる「土もの」です。特徴としては、焼成温度が比較的低い(約800℃〜1200℃程度)ため、焼き上がりの素地が完全にガラス化せず、きめが粗く吸水性がある点が挙げられ... -
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陶磁器
陶磁器は、陶器(土もの)と磁器(石もの)の総称です。主に粘土や陶石などの土の成分を原料とし、高温で焼き固めて作られます。 陶器は、粘土を主原料とし、比較的低い温度で焼かれます。素地には吸水性があり、軽く叩くと鈍い音がします。暖かみのある風... -
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茶掛
「茶掛(ちゃがけ)」とは、茶室の床の間(とこのま)に掛ける掛け軸のことで、茶道具の中で最も格が高く、重要とされる道具です。単に「軸」とも呼ばれます。茶掛は、その日の茶会の主題(テーマ)や亭主(主人)の客人へのメッセージを伝える役割を担っ... -
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香炉
茶道において、香りを焚く道具には「香合(こうごう)」が中心的に用いられ、香炉(こうろ)は主に仏事や香道で使われますが、広い意味での茶道具・茶室のしつらえとして用いられることもあります。茶席の正式な流れでは、お湯を沸かす炭を継ぐ際に、香合... -
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花入
「花入(はないれ)」は、茶室の床の間(とこのま)などに飾る花を入れる容器で、茶の湯における重要な装飾道具の一つです。花入は、茶会の趣向や季節感を表現する役割を持ち、掛物(かけもの)とともに客をもてなす空間の雰囲気を決定づけます。その種類... -
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蓋置
「蓋置(ふたおき)」は、茶道で茶釜の蓋や、湯を汲む柄杓(ひしゃく)の合(ごう:水をすくう部分)を一時的に置くために用いられる、小さな台です。炉(ろ)や風炉(ふろ)のそばに置かれ、点前(おてまえ)を円滑に進めるための重要な役割を果たします... -
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香合
「香合(こうごう)」は、茶道における香(こう)を入れておくための小さな蓋付きの容器で、茶道具の一つです。主に、炭手前(すみまえ)で、湯を沸かす炭に火を移す際にくべる香木や練香(ねりこう)を収納する役割があります。この香をたくことで、茶室... -
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鉄瓶
「鉄瓶(てつびん)」は、鉄製の湯沸かしで、茶道で湯を沸かす「茶釜(ちゃがま)」を小型化し、注ぎ口と持ち手(鉉:つる)を付けたものです。江戸時代後期に、茶釜よりも手軽に使える道具として誕生しました。茶道においては、正式な席で使われる茶釜に... -
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風炉
「風炉(ふろ)」は、茶道で茶釜(ちゃがま)をかけてお湯を沸かすために用いる道具です。通常、畳を切った「炉(ろ)」を用いる寒い季節(晩秋から春)に対して、初夏から秋の時期(5月〜10月頃)に使用されます。客の座から火元を離すことで、見た目にも... -
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茶釜
「茶釜(ちゃがま)」は、茶の湯(茶道)において、抹茶を点てるためのお湯を沸かすために用いられる、最も重要な茶道具の一つです。主に鉄で作られており、火にかける場所によって名称が変わります。畳を切って作った「炉(ろ)」に据えるものが一般的で... -
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棗
「棗(なつめ)」は、主に茶道で抹茶を入れるのに使う茶器の一種です。木製の漆塗り(うるしぬり)でできた蓋付きの容器で、特に薄茶(うすちゃ)を入れる「薄茶器(うすちゃき)」の代表的な形として広く知られています。その名前は、形が植物のナツメの... -
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水指
水指(みずさし)は、茶席において「清らかな水」を貯えておくための容器です。茶を点てる際に、釜へ水を補給したり、茶碗や茶筅を清めたりする水として用いられます。単なる実用品に留まらず、茶室の床の間や棚に置かれることで、空間の景色を構成する重... -
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茶杓
茶杓(ちゃしゃく)は、茶入から抹茶をすくい取り、茶碗に入れるための細長い匙(さじ)です。竹を削って作られるものが主流であり、その一本の竹の中に「侘び寂び」の美意識と茶人の心が凝縮されています。素材と形状: かつては象牙などが用いられました... -
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茶入
茶入(ちゃいれ)は、茶道で濃茶の抹茶を入れておくための陶磁器製の容器です。漆器の棗(なつめ)が主に薄茶用であるのに対し、茶入は濃茶の席で使われ、その歴史的背景から茶道具の中でも特に格式高いものとして重んじられてきました。室町時代から戦国... -
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茶筅
茶筅(ちゃせん)は、抹茶とお湯を均一に混ぜ合わせ、きめ細かな泡を立てるために不可欠な竹製の道具です。茶道のために特化して作られた機能美を持つ道具であり、茶の湯の風味を左右します。役割と構造: 主な役割は抹茶を攪拌すること。一本の竹を細かく... -
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茶碗
茶碗は、茶道において抹茶を点て、客に供する最も重要な主役となる道具です。単なる器ではなく、亭主の趣向や「侘び寂び」の美意識を表現する鑑賞の対象とされます。産地により唐物(中国製)・高麗物(朝鮮半島製)・和物(日本製)に大別されます。特に... -
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茶道具
茶道具は、茶道における「侘び寂び」の精神と美意識を体現する道具一式で、単なる実用品以上の芸術品として重要視されます。茶会では、亭主の心遣いや趣向を客に伝える役割を担います。抹茶とともに中国から伝来した当初は豪華な唐物が中心でしたが、千利... -
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中国掛軸
中国の掛軸は、北宋時代に起源を持つとされる、書・画・詩・印が一体となった総合芸術です。元々は仏教の布教や礼拝の対象である仏画の持ち運びのために、巻物状の形式が発展しました。最大の特徴は「書画同源」の思想に基づき、絵画に詩や書が添えられ、... -
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掛軸
掛軸(かけじく)とは、書や東洋画などを布や紙で表装し、床の間などに掛けて鑑賞できるように仕立てた日本の伝統的な装飾品です。下端の軸木に巻きつけて保管できます。もとは中国から伝わり、仏教の礼拝対象として使われていましたが、日本では茶道の普... -
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インテリアアート
インテリアアートとは、空間を彩り、個性や雰囲気を演出するための芸術作品を指します。絵画や写真、ポスター、オブジェ、ファブリックアートなど形はさまざまですが、共通する目的は「空間をより豊かに見せること」です。壁や家具の色調、照明とのバラン... -
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書画
書画(しょが)とは、東洋美術において、書(文字を芸術として表現したもの)と絵画を総称する言葉です。特に、中国や日本などで発達しました。書画は、文字のみの作品や、水墨画などの絵画作品自体も広義に含みますが、筆墨を共通の用具とし、漢字の持つ... -
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動物画
動物画とは、動物の姿や生態、またはそれらが持つ象徴的な意味や物語を描いた絵画です。単に生き物を写実的に描く博物画(ずかん絵)のほか、日本には古くから神話や伝説の動物、あるいは人々の畏敬や親愛の念が込められた象徴的な動物(龍、虎、鶴など)... -
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美人画
美人画とは、女性の容姿や内面の美しさを描いた日本の絵画ジャンルを指し、江戸時代の浮世絵に始まり、明治期以降に近代日本画の一つのジャンルとして確立されました。単に女性の姿を描くだけでなく、その時代の美意識やファッション、生活様式を反映する... -
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水墨画
水墨画とは、墨一色、または淡彩で描かれる東洋の伝統的な絵画形式です。墨の濃淡、にじみ、ぼかしなどの技法で色彩や立体感、そして物事の本質を表現する点が特徴で、中国の唐代に始まり、日本にも伝来して独自の発展を遂げました。「墨に五彩あり」とい...
