楊洲周延は、江戸時代から明治にかけて活躍した浮世絵師として知られています。幕末期ならではの混乱をはさみつつも、45年間の長い間、たくさんの作品を残しました。なかでも3枚続の風俗画を得意とするなど、迫力のある作品も数多く残しています。楊洲周延は、新潟県にて下級藩士の家の長男として生まれます。正確な出生地についてはわかっておらず、幼少期より狩野派を学びます。15歳のときに国芳にて絵を学び、浮世絵師になりました。「長州征討行軍図」なども色彩豊かな作品として知られています。ただ、神木隊に属していたときに重傷を負いました。楊洲周延は、美人画だけに限らず、歴史画や子供の絵なども描き、挿絵なども残っています。明治を代表する浮世絵師のなかでも特に知名度が高く知られている人物です。
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