吉川英治は、日本の小説家としても知られており、主に明治から昭和にかけて活躍しました。当初から作家として活動していたわけではなく、職を転々としたあとに作家になり「鳴門秘帖」で一躍有名な人物になりました。吉川英治は、1892年に神奈川県にて生まれ、小田原藩士の次男でした。その当時牧場経営をしており失敗、寺子屋のような塾を開き生計を立てていました。子供の頃は騎手になることを考えており、10歳のときに雑誌へ投稿するようになります。「少年」の作文が入選し、独学で学びました。1910年に職人のもとで働き、この時の街並みに感銘を受けます。川柳を作り始めたのもこの頃になり、1921年に親鸞記などを執筆します。吉川英治の「剣難女難」で人気をはくし、「坂東侠客陣」「神洲天馬侠」でたくさんの読者を獲得しました。
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