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山口蓬春

山口蓬春は、北海道生まれの日本画家です。1913年に東京に生まれ松岡映丘に師事すると、大和絵を習得します。1924年には新興大和絵会に参加し、1926年には美術院賞受賞などの数々の実績を残しました。その後、日本芸術院の会員や、日展の運営会理事、文化勲章なども含め輝かしいものばかりです。山口蓬春は、西欧風の絵画のなかに日本の表現を取り入れたものが多く、目新しいものばかりだったそうです。山口蓬春は、大和絵の頂点を極めたことでも知られ、鮮烈な色調を復活させながら、近代的な要素も取り入れていきました。とても繊細なタッチで描くものが多く、写実的に自然を捉えた「松原図」なども発表しています。蓬春モダニズムとして時代を先読みしながら描いていたそうです。画塾のようなものはなかったものの、師事する画家が多くいたこともあり影響を与えました。

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