若尾利貞は、岐阜県多治見市に生まれた陶芸家です。1949年に中学校を卒業したあとに独学で陶芸の技術を学ぶようになりました。1960年にニュークラフト展にて受賞し、1961年には岐阜県総合デザイン展にて受賞、その後日本工芸会正会員となりました。1986年には作品がロンドン・アルバートミュージアムに買い上げられるなど、世界的にも評価されています。独自の感性を大切にしており、岐阜県の重要無形文化財保持者として認定されています。陶磁学者の小山富士夫氏に師事していた若い頃に多くのことを学び、豊かな知識をもとに作品に活かしつつ「生きる陶芸辞典」とまで呼ばれるようになりました。豊富な知識や卓越した技術もあり、常に新しい分野に挑戦し続けてきました。
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