歌川広重は、江戸時代の後期に活躍した浮世絵師になり、当時の旅行ブームに乗っかり東京から京都までの東海道すべての宿駅を描いた「東海道五十三次」が最も有名な作品として、高く評価されています。実は武家の出身であり、生粋の江戸っ子としても知られています。歌川広重は、10代の前半で両親をなくし、家督を親族に譲り浮世絵師になりました。絵の特徴として、そのときの季節や天候を使った巧みな演出にあります。時間ごとに異なる宿駅の魅力を描いたこともあり、まるで写真のように語りかけてきます。葛飾北斎からもたくさんのことを学び、自分が得意であった風景画を中心に盛り上げていったそうです。歌川広重は、亡くなるまで借金を返済し続けるなど、とても律儀で真面目な性格をしていたそうです。西洋でも高く評価された技術は「ヒロシゲブルー」と呼ばれ、ゴッホなどの愛好家もいたそうです。日本を代表する浮世絵師です。
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