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芹沢銈介

染色工芸家として有名な人物です。静岡県静岡市葵区に生まれます。重要無形文化財「型絵染」の保持者(人間国宝)。文化功労者。静岡市名誉市民。民芸運動の提唱者である柳宗悦とともに日本各地に赴き民芸品や民具を調べました。実家の呉服商が火事で全焼したことで幼い頃から志していた画家をあきらめ、デザインの道に進みます。染色を始めたのは、30歳半ばになってからです。個性豊かな作品を生み出す一方商業デザインも手がけ、本の装丁などにも携わりました。戦後の布不足の折、型染めの和紙カレンダーを発案し成功させるなど、ビジネスプランニングにも優れていました。また、美意識が高く世界各国の伝統工芸品や民芸品、美術品などのコレクションを蒐集しました。東北地方、特に仙台市と鳴子温泉には特別な思い入れがありました。多摩造形芸術専門学校、女子美術大学、静岡女子短期大学家政科の教授を歴任。息子の芹沢長介は考古学者として活躍し、晩年は東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館館長を務めました。

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