坂倉新兵衛は、萩焼の宗家として350年の歴史を持っています。山口県長門市深川の窯元として知られており、当主が代々襲名している名前です。1974年に作陶の世界に踏み入れ、東京芸術大学美術学部彫刻科を卒業したあと、大学院にて陶芸を専攻し終業しています。留学を希望していましたが、父親の体調不良によって難しくなってしまいます。1978年に十五代を襲名したあと、「象嵌」と呼ばれる加飾技法を取り入れて、独自の世界観を作りました。これは、土を重ね削り取ることで文様が生まれる方法にかり、手間こそかかりますが、自然な美しさを引き出す方法としても知られています。現在は、十六代目が襲名し、代々萩焼の文化を引き継いでいます。
TEL0120-554-110