坂高麗左衛門は、山口県萩市で代々襲名してきた陶芸の家元です。400年以上の歴史を持ち、伝統の様式を守りつつ歴史が積み重ねてきたものを大切にしています。当代は十四代目になり毛利輝元によって、荻の地に連れてこられたと言われています。兄李勺光と共に萩焼を創始した朝鮮人陶工の李敬を初代に、本流を代々受け継いでいます。毛利氏が萩に城を移した後、萩城下松本村に開窯、二代藩主毛利綱広より“高麗左衛門”の名を賜りました。十二代目の際に転落事故による脳挫傷で亡くなると、7年間空位となります。2011年4月に十一代の子どもが襲名し、今まで男性のみの襲名だったものの、女性で初めての試みだったこともあり、大きな話題となりました。
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