榊莫山は、京都府出身の日本の書家になり、小学校のときには書に目覚めたと言われています。中学生になると油絵を習うようになり、20代になる頃には書道界の最高賞を受賞することになります。書道界では、伝統や継承をとても重んじることもあり、32歳でその世界を退くことになります。その後榊莫山は、無所属のままで書を発表し続けました。大きなチャンスを求めて大阪に家族で移住するなど、書展を開きながらも自らの評価を高めていきます。榊莫山は、モダンアートの分野でも注目されるなど、順風満帆な時期を送ります。ただ子供をなくしたことで、「般若心経」を出品するようになり、書の世界観をより広めていったそうです。「野の書」を求め、形にとらわれることのない作品を作り、創作活動の幅を広げました。
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