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斎藤真一

斎藤は2年間のパリ留学を経て1960年(昭和35年)に帰国し、東京の文藝春秋ギャラリーで初の個展を開催します。パリを離れるとき、藤田嗣治から、「日本に帰ったら秋田や東北の特性を知り自分なりの絵を描きなさい」と助言を受けました。翌年の夏、津軽に行き、津軽三味線の音色に魅了され、ねぶた祭りに心を奪われます。宿の常連客から「瞽女」の話を聞いて興味を持ち、翌年「瞽女」の絵を描きます。1964年(昭和39年)瞽女 杉本キクエを訪ね、その後10年間にわたり越後に通い続け「瞽女」の取材をします。1970年(昭和45年)に文藝春秋ギャラリーで羽黒洞主催の「越後瞽女日記」展を開き、翌1971年(昭和46年)「星になった瞽女」で第14回安井賞佳作賞を受賞。その後18年間の教職(伊東高校)を辞し、月刊誌「小原流挿花」に掲載された水上勉の「松吟庵記」の挿し絵を一年間描いています。

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