江戸時代中期に誕生した陶芸家としても知られ、清の侵略のときに亡命した人物の末裔ではないかと考えられています。質屋を継ぐも、文化活動に熱心な人物でもあり陶芸に熱を上げていたのだとか。京焼では初めての磁器焼成に成功するなど、京焼を広めた人物でもあります。今までの伝統は大切にしつつも、染め付けや赤絵などの中国ならではの色使いも取り入れていたそうです。これが珍しいと一気に注目を浴びるようになります。当時、素人だったからこそ自由にできた部分もあり、ほとんどの作品は建仁寺に保管されています。
色絵飛鳳文隅切膳は、美しい色彩の代表作です。現在は東京国立博物館に保管されており、繊細な絵のタッチが美しい作品としても知られています。