夏目漱石は、日本の小説家でもあり評論家、英文学者などのさまざまな才能を持ち合わせた人。教師なども経験し、明治の末期から大正初期にかけて近代日本文学を支えた一人です。1867年に江戸に生まれ父親は周辺を治めていた名主として有名でした。夏目漱石の学生時代は点々としていたものの、1883年に英語を学び、頭角をあらわすことになります。1889年に文学的な刺激を受ける、正岡子規に出会い、漢詩や俳句などを学びます。厭世主義・神経衰弱な一面もあり、1890年の大学に入学したときから見られたそうです。夏目漱石は、1903年に英国留学から帰ってくると執筆活動を行い、「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」などの名作を発表するまでになりました。低徊趣味を取り入れたものが多く、人生をゆったりと見る当時の主流とは真逆の系統だったそうです。
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