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中村貞以

中村貞以は、1900年に大阪の船場にて誕生し、問屋を営む両親の4子として生まれました。幼少期のときに両手に大やけどをおったこともあり、指の自由を失う経験をしています。そのため、絵筆を両手で挟んで描くスタイルだったそうです。中村貞以は、19年に日本美術院同人の美人画で有名な北野に入門し、「微笑」で初入選を果たします。「仙女」や「お玉」「朝」「待宵」などの作品が次々に賞をとっていきます。1948年には日展の審査員となり、その後も「シャム猫と青衣の女」などの作品で芸術院賞をとりました。中村貞以は、画塾春泥会を主催するなど精力的に行動し、門人として有名な画家も多数存在します。シンプルなタッチではありますが、描く女性はとても美しく思わず見とれてしまうものばかりです。

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