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三浦竹泉

三浦竹泉は、京焼である清水焼の名跡です。初代は1853年より1915年に活躍し、13歳で高橋道八に弟子入りしたあと独立し、五条坂に窯を構えるまでになりました。伝統的な文化はもちろん、ヨーロッパの色彩を磁器に応用することに長けており、京焼をより現代的に改良したことでも知られています。とても器用な人物だったため、染付以外にも色絵や吹墨など多彩な才能を持っていました。人脈もあり、書画を趣味として漢訳も出版しました。

二代目は襲名こそしているものの5年で早世し、三代目は竹泉の末の子どもが襲名し四代目に家督を譲ったあとは竹軒として製作を続けています。四代目は、二代目の長男になり美学芸術学専攻を卒業したあとに父親のもとで修行を行い京焼の歴史研究を行った第一人者としても知られています。現在は五代目になり1972年に襲名したあと精力的に活動しており、2019年には京都の高島屋にて「京の色絵磁器 三浦 竹泉 展」も開催しています。