見附正康は、1975年に石川県加賀市に生まれました。石川県立九谷焼技術研修所を卒業したあとに、福山武山に師事し九谷焼の技術を学び、現在も加賀市に住んでいます。特徴的な酸化鉄にて描く赤絵は何宋時代の中国で誕生し、その後日本に伝わりました。精力的に個展を開催しており、2022年にオオタファインアーツや、2021年しぶや黒田陶苑なども行っています。他の分野のアーティストとのコラボレーション作品の発表も行い、有名な作品としては中田英寿プロジェクト秋元雄史プロデュースによる佐藤オオキとコラボした作品「チャリティーガラ」を発表したことでも話題になりました。重要無形文化保持者でもあり、伝統工芸を大切にしながら現代アートまでの幅広い展覧会を行い、九谷焼の魅力を広げていきました。超絶的な技術を持っていたのはもちろん、瓔珞など古くから伝わる文様を部分的に使い、全体のイメージを獲得することに成功し大皿を中心に描かれるようになりました。九谷焼を新しいステージに押し上げた第一人者的な存在です。
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