TEL0120-554-110

小林清親

小林清親は、明治時代に活躍した浮世絵師になり、江戸から移り変わっていく姿を丁寧に描いたことでも知られています。主に版画も多くあります。江戸の本所にて幕臣の子供として生まれ、15歳で父親が亡くなります。鳥羽・伏見の戦いにも加わっていますが、暇なときは生計を立てるために絵を書いていたそうです。その後小林清親は、東京に戻り、「東京江戸橋之真景」や、「東京名所図」などを発表します。明暗を見事に表現していること、色使いの美しさなどもあり高く評価されました。また、東京の移り変わる景色を描いたことで、人気絵師になります。日露戦争では戦闘場面を描いたものを発表するなど、時代を描いた画家といっても過言ではないのです。小林清親は、錦絵の需要が少なくなると肉筆画を描くようになりました。

よかったらシェアしてね!