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川喜田半泥子

大阪府で生まれ、伊勢の豪商の裕福な家庭で育ちます。ただ、1歳のときに祖父や父を亡くしたため1歳で当主となります。母も18歳で未亡人になったことで実家に帰り、祖母のもとで育てられることになります。百五銀行の取締役に就任し、他の銀行を買収し規模を拡大していきます。津市会議員を務めるなど政治にも挑戦しています。50歳を過ぎた頃、趣味の一環として陶芸を始めます。主に抹茶茶碗を制作し、特に作風にこだわっていたわけではありません。商品として制作していたのではなく、あくまでも友人などに譲るためだったそうです。亡くなったあとに石水博物館が設立され、作品を公開していました。井戸茶碗の「紅葉山」なども有名で、シンプルななかに味わい深い作品です。

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