勝川春章は、江戸時代中期に活躍した浮世絵師です。役者絵を中心に、特徴をしっかりと捉えた似顔絵のような作品を次々に生み出したことでも知られています。
1774年に誕生しますが、本姓などはわかっていません。勝川春章は、絵を宮川春水に学び、北尾重政とも家がお向かいさんだったことで影響を受けたようです。実写のような絵は大衆受けもよく、支持者も多かったと言われています。明快な色彩はもちろん、誇張のない表現力や、細部にまで丁寧に描くのも特徴です。「かゐこやしない草」なども代表作として知られています。詳しい情報がわからない部分もあり、亡くなった年齢もおそらく67歳だと考えられています。勝川春章は、俳名もあり句集なども残すとても多彩な人物でもあったそうです。
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