勝川春英は、江戸時代に活躍した浮世絵師になり、家系などの詳しい情報はわかっていません。17歳で初作を描くと役者絵なども多く、たくさんの作品を世に出しました。1792年には「大坂中の芝居」と呼ばれる四枚続を版行し、役者大首絵を複数刊行したことでも知られています。勝川春英は、歌舞伎の所作などを見立てた美人画の「おし絵形」なども有名で武者絵や相撲絵なども得意としていました。他にも肉筆画を描くこともありますし、狂歌本なども描きました。勝川春英の美人画は、切れ長の目が特徴になり、顎の辺りにふくらみのあるようなものです。愛嬌すらも感じられるタッチで描いていたのが特徴です。ちなみに見たままを大切にしている人で、日頃から着飾ることをせず普段着のまま行動していたそうです。
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