院展日展などで才能を発揮し、巨匠横山大観に認められました。花鳥画の美しさには定評があり、鯉などの魚類を見事に描きあげました。1914年(大正3年)日本芸術院の再興に尽力し、同芸術院常務理事、日展参事も務めました。文化勲章受章者。文化功労者。熊本市名誉市民。大正、昭和期の日本画壇の中心的存在でした。作品「白雨」は彼の作風を象徴するものとして有名な代表作です。1975年南風80歳の誕生日を祝い、熊本市主催の「堅山南風米寿記念展」が開かれ、「霜月頃」をはじめ南風の作品50点が展示されました。同年ポリネシアのタヒチ島を訪れますが、その後の作品にはよりあざやかな色彩が描かれています。1978年1月4日読売新聞に自伝「思い出のままに」の連載を開始します。1980年12月30日、肺炎のため静岡県田方郡の別荘で永眠しました。
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