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抽象画

抽象画とは、具体的な形や対象を写実的に描かず、色、線、形といった造形的な要素自体を表現の手段とし、画家自身の感情や内面世界を表現する絵画です。同じ作品でも観る人によって解釈が異なり、観る人の想像力に委ねられるため、自由な鑑賞が可能です。
具象画が「写す」ことを目的とするのに対し、抽象画は対象の「本質」や「内面」を形や色で表現しようとする点が異なります。
20世紀に入り、写真技術の発展によって画家が「写実的であること」から解放され、ワシリー・カンディンスキーらによって抽象画の概念が確立されました。それ以前の装飾的な活動など広義には非再現的な表現も存在しますが、純粋な造形要素の組立てによって自律的な世界を打ち立てようとする美術として、20世紀に急速に発展しました。

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