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菩薩像

菩薩は、仏教において悟りを開いた如来に次ぐ位にあり、自身も修行しつつ、全ての人々(衆生)を救済する慈悲の精神を持つ尊格です。
菩薩像の姿は、悟りを開く前の釈迦(インドの王子)がモデルとなっており、最高の悟りを開いた如来像とは対照的に、豪華な装飾を身につけているのが最大の特徴です。

装飾:宝冠を戴き、瓔珞(首飾り)、臂釧(腕輪)、天衣など、古代インドの王族や貴族の華やかな装いをしています。

役割:人々の苦悩を救う観音菩薩、未来に仏となることを約束された弥勒菩薩、六道の衆生を救う地蔵菩薩などが有名です。

日本の仏教美術では、飛鳥時代の半跏思惟像や奈良時代の塑像など、時代や素材によって多様な傑作が残されています。