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蓋置 大樋長左衛門

大樋長左衛門 蓋置

買取価格10,000円

大樋長左衛門は、金沢で代々続く大樋焼の窯元名跡です。特に茶道裏千家との関係が深く、歴代が茶道具、中でも蓋置などの制作を多く手がけてきました。
大樋焼の最大の特徴は、ろくろを使わず手捏ねで作られる温かみのある造形と、とろりとした独特の飴釉(あめゆう)です。この飴釉は、茶の湯の侘びの精神に適うものとして、多くの茶人に愛されてきました。
歴代の長左衛門の中でも、九代長左衛門(1901-1986、号:陶土斎)は中興の祖とされる五代に匹敵する名工と評され、精巧な渦紋や梅鉢文などの蓋置を残しています。蓋置は、大樋長左衛門の技術と大樋焼の美意識が凝縮された作品群といえます。