鏑木清方

鏑木清方は、明治時代から昭和に活躍した美人画家として知られ、生涯にわたり、江戸や東京に関する作品を数多く残したことでも知られています。東京の神田で生まれ、父親はジャーナリストだったそうです。最も有名なものといえば、「築地明石町」になり、しばらくどこにあるのかわからないと言われていた作品です。近代日本画のなかでも特に最高峰に位置づけられているものであり、高く評価されています。鏑木清方は、80年間の間も美人画を描き続けたそうです。風俗画も数多く残されており、懐かしさを感じられるタッチも特徴です。挿絵画家としても活躍したこと、数々の文豪との付き合いもありました。鏑木清方の「三遊亭圓朝像」なども有名です。絵のなかに季節性を取り入れているのも特徴になり、今でも展覧会が行われているなど、人気の画家です。