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福島武山

福島武山は、石川県金沢市生まれの陶芸家です。先人が築いてきた技術を現代によみがえらせたことでも知られており、小紋や花鳥、風月、人物を古典的な柄を赤一色で描いていることが特徴です。繊細なタッチで描かれているのは、福島武山ならではと言えるでしょう。それまでは単色で表現するのが難しいといわれていた構図でも、見事に表現しています。1963年に、石川県立工業高校のデザイン科を卒業したあとに24歳で結婚し佐野町に移住しています。もともと絵付け職人でもあった母の仕事を手伝ったことで、興味を持つようになったそうです。1998年に第23回全国伝統的工芸品コンクールのグランプリ・内閣総理大臣賞を受賞するなど、数々の功績を残しています。2003年石川県指定無形文化財、2005年石川県指定無形文化財の保存会員となり、2008年には九谷焼の工芸士会長に就任しています。弟子の育成にも力をいれており「福島武山工房」という陶芸教室も開講しています。弟子はほぼ女性のみとなり、外弟子制など柔軟に取り入れているのも特徴です。