兄弟で陶芸家として活躍し他人物になり、岡山県の備前市出身です。名誉県民としてもその名を知られています。子供のときから俳句や小説などの文才を発揮し1等を獲得。これをきっかけに上京し、編集部に勤務し担当を持つまでになります。編集を学び、作家として独立するが、自己の文学を表現することに限界を感じます。文学を断念し帰郷したことで、備前陶芸への道を歩み始め、40歳からの遅咲きスタートとなります。技術の工場に邁進し、桃山古備前の技法をベースに、自然のままの美しさを生かした造形が特徴です。
備前徳利や、花入れ、お皿、板皿などさまざまな種類の作品を残しています。どれも素朴さを感じる温かみのあるものばかりになり、シンプルななかに美しさがあります。