藤原和は、人間国宝藤原雄の長男として備前市に生まれました。明星大学修了後に帰郷したことで、祖父や父に師事し陶芸について学びました。その影響を受け、藤原和の作る作品は「単純」「明快」「豪快」である特徴を持ち合わせています。1983年には京都知恩院に啓・雄と共に処女作「擂座花器」を献納し、個展や記念展、レリーフやオブジェなどのプロデュース業にも携わるようになります。岡山県展初出品奨励賞、県展賞、岡山市長賞など、数々の実績を残しており、毎年のように個展を開き3代の作品を展示し繋いでいます。日本が今まではぐくんできた「日本の容」に対しての深い思いを陶芸を通じて伝え続けています。作品の幅が広く、手びね練りのものや壁画など大きさや種類も多様なのが特徴です。個展については、「備前ってこういう歴史があって、ここまで続いてきているんだなというのを、なんとなく感じていただければ」と語っています。
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