作家一覧– category –
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作家一覧
高橋敬典
山形県出身の茶湯、陶芸家としても知られている人物です。1938年に家業を継ぐものの、1950年には弟子入りし、「和銑平丸釜地文水藻」にて初入選を果たすまでに成長します。その後、昭和天皇の山形県訪問時に釜を献上できるまでに有名な陶芸家になりました... -
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高橋道八
京焼(清水焼)の窯元として代々受け継がれている名前です。特定の人だけを指すものではないので、代替わりによって多少の違いもあります。初代の高橋道八が誕生したのは、1740年の頃になり、煎茶が最も栄えた時期だったこともあり、茶器の製造に力を入れ... -
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沢庵宗彭
名前からもわかるように臨済宗の僧侶であり、安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍しました。兵庫県豊岡市で生まれ、父親は、但馬の重臣だったものの羽柴秀吉に攻められ滅亡し、浪人となります。希先西堂に師事するも亡くなり、住職を別の寺から招いたこ... -
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田原陶兵衛
山口県の長門市で生まれた陶芸家です。長兄11代田原陶兵衛の跡継ぎがいなかったことで、家業を継いだとも言われています。歴代受け継がれてきた名前でもあり、茶器を中心に製造していること、高麗朝鮮陶器の研究にも朝鮮していたそうです。1956年に兄が亡... -
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富本憲吉
大阪府の大地主の家に生まれ、子供の頃より絵を学べる環境で育ちます。東京美術学校に入学した際に、ウィリアム・モリスの思想に影響されロンドンに留学して卒業します。留学中に、建築家の新家孝正と出会い、写真助手として一緒に巡ります。その後、日本... -
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中村宗哲
400年以上の歴史を持つ、千家十職のなかで塗り師として知られています。もともとは蒔絵を使った家具などを展開していたものの、次第に茶道具を専業とした事業展開へと変わっていきます。初代は、1617年となり独楽香合などの数々の代表作を残しています。十... -
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濱田庄司
昭和に活躍した、比較的新しい時代の陶芸家でもあります。神奈川県の溝の口で生まれ、高等工業学校の窯業科に入学し、基礎全般を学びます。卒業したあとは、河合寛次郎と一緒に京都の陶芸試験場にて研究を行います。1923年には個展を開き、帰国し沖縄で生... -
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飛来一閑
一閑張細工師の分野として千家十職で認められている職種になります。この分野での創始者でもあり、代々が細工師として受け継がれてきた家系です。もともと非来家亡命明人の末裔であると考えられ、清の侵略の広がりによって、身の危険を感じたことで日本に... -
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藤本能道
日本の陶芸家でもあり、重要無形文化財保持者として知られています。もともと東京の新宿区に生まれ、東京美術学校工芸科図案部を卒業したあと、文部省の技術講習所に入ります。1938年には富本憲吉の助手を務め、九谷焼などの技術を取得します。技術指導を... -
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藤原啓
兄弟で陶芸家として活躍し他人物になり、岡山県の備前市出身です。名誉県民としてもその名を知られています。子供のときから俳句や小説などの文才を発揮し1等を獲得。これをきっかけに上京し、編集部に勤務し担当を持つまでになります。編集を学び、作家と... -
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古田織部
武将でもあり芸術家として知られた人物になり、主に戦国時代から江戸時代にかけて活躍しました。茶道織部流の祖としても知られるようになり、織田の家臣として仕えた記録も残っています。武士としての実績は少ないながらも的確な意見でアドバイスをするな... -
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細川護熙
日本の政治家として活動した人物になり、新聞社や参議院議員、県知事、内閣総理大臣など目覚ましい活動をしました。還暦のときに政界を引退し、その後は陶芸家や茶人などの活動を行っていたそうです。祖母の住まいがあった神奈川県の湯河原で「不東庵」を... -
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松井康成
長野県佐久市出身の陶芸家です。戦時中には茨城県に疎開し、卒業後に、奥田製作所にて陶芸の技術を学び習得します。大学を卒業したあとに月崇寺の住職になり、窯を作り研究を続けたといいます。とても探究心の強い人物になり、田村耕一のもとで学んでいた... -
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松平不昧
出雲の松江藩の七代目を務めた人物になり、江戸時代の代表的な茶人として知られています。今でも一目置かれる存在として名高く伝えられています。当時、松江藩は財政が破産しており厳しい状態でした。そこに藩政改革に乗り出し農業政策や治水工事を行い、... -
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松田権六
石川県金沢市で生まれた、陶芸家でもあり蒔絵師としても認められた人物です。7歳のときに蒔絵に出会い修行を始め、東京美術学校漆工科にて技術を学びます。その後、母校に教授として就任し、教鞭をとったことでも有名です。1955年には人間国宝として認めら... -
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宮川香山
京都に生まれ、もともと陶芸家である真葛宮川長造の四男でした。19歳のときに家督を継ぐと、当時「香山」としての称号を受けていたことから、その名前で活動するようになります。色絵の陶磁器や磁器などはもちろん、薩摩焼などの研究も行います。幕府から... -
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三輪休和
山口県萩市に生まれ、人間国宝にも指定されている人物です。荻藩御用達の窯三輪家の次男として生まれます。中学校に入学するも、職人に学問はいらぬという考えのもと、2年で退学してしまいます。その後家業に専念し、茶道なども含め諸芸を学ぶことに尽力し... -
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楽吉左衞門
千家十職の一つとして、楽焼を使った茶器を制作しています。初代の長次郎は、創設者の父のもとで生まれ黒軸をかけた茶碗制作で高い才能を発揮します。「樂」は豊臣秀吉から与えられたものになり、楽焼の始まりになったと言われています。田中姓を持ってい... -
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浅蔵五十吉
大正2年に石川県の寺井町にて生まれました。小学校を卒業したあとに陶芸の技術を父親から学び、その後、昭和3年に初代「徳田八十吉」氏に師事したといわれています。また、昭和21年には「北出塔次郎」氏にて色絵の技術を学び習得していきます。同じ年に行... -
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浅見隆三
明治37年に京都東山に生まれ、本名は柳三といいます。三代浅見五良助の次男として生を受け、陶技は祖父より手ほどきを受けました。大正12年京都市立美術工芸学校図案化を卒業したあと、関西美術院にて洋画を学びました。昭和4年の帝展にて「三葉紋花瓶」で... -
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石黒宗麿
1893年に富山県の新湊市に生まれました。地元の中学を中退し上京したあと中越汽船会社にて勤務し、楽焼を通して陶芸に触れたことで興味を持ったといわれています。その後、金沢に移り住んだあと伊賀や三嶋などの焼き物に触れました。京都に拠点を移し、パ... -
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伊勢崎淳
岡山県備前市伊部に、伊勢崎陽山の次男として生まれました。同じ陶芸家の満とともに姑耶山に中世の半地下式穴窯を復元したことでも知られています。1959年には岡山大学教育学部特設美術科を卒業し、父と一緒に作陶の世界に入りました。1966年には日本工芸... -
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市野雅彦
昭和36年に兵庫県篠山市生まれの陶芸家です。丹波立杭の茶陶作家 初代市野信水を父に持ち、次男として生を受けました。市野雅彦氏の兄は「二代目信水」として認定されており、兄弟そろって確かな功績を残している人物です。広島にて陶芸を学んだあとに、故... -
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井上良斎
1888年(明治21年)に東京浅草に生まれた陶芸家です。本名は井上良太郎といい、隅田川の川べりに窯を築き、陶工良斎の業を担いました。錦城中学校に進学した辺りから従事するようになり、三代目となりました。技術を研磨し続けた結果、青や白の陶磁器や緑... -
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今井政之
1930年に大阪府大阪市で誕生した陶芸家です。1943年に父親の故郷である広島県に移り住み、その後、広島県立竹原工業学校を卒業し、備前焼の修行に従事しました。1952年には、拠点を京都に移し初代勝尾青龍洞に入門しています。翌年1953年には、発揮人とな... -
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岩田藤七
1893年に東京日本橋本町の呉服商の家に生まれました。幼名は東次郎といい、1911年に商工中学校を卒業したあと、1911年白馬会で岡田三郎助に師事して洋画を学びました。1918年東京美術学校金工科に入学すると彫刻を海野勝珉氏に学び、1923年西洋画科を卒業... -
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永楽善五郎
永楽善五郎の永楽家は、千家の伝統的な茶道具を制作している一家として知られています。京焼の家元として代々受け継いできた文化があり、千家十職の一つ「土風炉・焼物師」を制作しています。初代は大永の時代になり9代目までは「西村姓」と名乗り、10代目... -
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尾形乾山
尾形乾山は、1663年に京都の呉服商の三男として生を受けました。尾形光琳は、実の兄となり兄弟仲は良かったものの、性格が対照的で堅実な性格をしていたと言われています。暮らしも質素で、読書家としても知られています。37歳のときに尾形兄弟に興味を持... -
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岡部嶺男
岡部嶺男は、1919年に愛知県瀬戸市に誕生しました。 加藤唐九郎の長男として父親の背中を見て育ちます。愛知県立瀬戸窯業学校を卒業し、1940年東京物理学校を中退し岡部辰子と結婚し、愛知県愛知郡日進町に新居を構えて生活するようになります。 青瓷、織... -
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隠崎隆一
隠崎隆一は、人間国宝としても認定された陶芸作家です。自由な発想を大切にして独自の表現を用いて、備前焼で新しい道を切り開き自身の地位を確かなものにしました。昭和25年に長崎県で生まれ、大学ではデザインを深く学びました。瀬戸内市長船町磯上に窯... -
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鹿児島寿蔵
鹿児島寿蔵は、1898年に福岡県福岡市に誕生しました。高等学校を卒業したあとに、井上式地理歴史標本作成所に所属して模型の制作や色彩に尽力しました。当時、工場長だった有岡米次郎が独立したときに、博多人形のノウハウを学び、1917年に自分の窯を構え... -
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加藤卓男
1917年に五代加藤幸兵衛の長男として誕生しました。1961年にはフィンランド工芸美術学校を修了し、日展で第六回北斗賞も受賞しました。古代ペルシア陶器ならではの独創的で色彩豊かな、釉調に魅力を感じ、イラン・パーレヴィ王立大学付属アジア研究所留学... -
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鎌田幸二
鎌田幸二は、1948年に京都生まれの陶芸家です。京都府立桃山高等学校を卒業したあとに、京都府立陶工訓練校専攻科修了しています。きっかけとなったのは、五条坂の清水正氏になり指導を受けその後、京都府技師として指導員になりました。五条坂共同登窯「... -
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川北良造
川北良造は、石川県出身の木工芸家です。木工芸科は、重要無形文化財として認められています。挽物の産地として有名な山中氏市にて生まれ、師事しています。その後、氷見晃堂に師事し、伝統的にも高い技術を持っていることが認められていました。比較的シ... -
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金城次郎
金城次郎は、沖縄県の陶芸家として知られています。国の重要文化財である琉球陶器の技術保持者としても知られており、沖縄県で初の人間国宝として認定されました。13歳のときに新垣栄徳が、民芸運動を展開していた濱田庄司や柳宗悦の影響を強く受け製作... -
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楠部彌弌
楠部彌弌は、1897年に京都市東山区にて生まれました。本名は「彌一」といい、楠部貿易陶器工場を経営する楠部千之助の四男として生を受けました。1912年には京都市立陶磁器試験場付属伝習所に入所し、1915年に陶磁青年会主催の展覧会で受賞しました。1918... -
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熊倉順吉
熊倉順吉は、大正9年に京都府東区に生まれた陶芸家です。人間のエロスを表現とした手法を陶影した作品を得意としていました。ジャズにも深い関心を示しており、口元は最も人間らしい部分だと表現しています。昭和13年京都市立第一工業学校建築科を卒業した... -
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黒木国昭
宮崎県須木村出身のガラス職人として知られており、宮崎県立小林高等学校卒業と同時にガラス会社に就職してガラスの世界に入ります。1991年には国の卓越技能者「現代の名工」に認定されています。もともとガラスは西洋の素材として知られていますが、日本... -
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鯉江良二
鯉江良二は、1938年に愛知県常滑市にて生まれた陶芸家です。歴史ある土地だからこそ、窯業に興味を持ち、志すようになります。愛知県立常滑高等学校窯業科卒業したあと、日本タイルブロック製造株式会社に入社します。14歳のときにアルバイトによって右手... -
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坂倉新兵衛
坂倉新兵衛は、萩焼の宗家として350年の歴史を持っています。山口県長門市深川の窯元として知られており、当主が代々襲名している名前です。1974年に作陶の世界に踏み入れ、東京芸術大学美術学部彫刻科を卒業したあと、大学院にて陶芸を専攻し終業していま... -
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坂高麗左衛門
坂高麗左衛門は、山口県萩市で代々襲名してきた陶芸の家元です。400年以上の歴史を持ち、伝統の様式を守りつつ歴史が積み重ねてきたものを大切にしています。当代は十四代目になり毛利輝元によって、荻の地に連れてこられたと言われています。兄李勺光と共... -
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館林源右衛門
館林源右衛門は、佐賀県西松浦郡出身の陶芸家です。本名は、金子源といい、佐賀県立有田工業学校窯業科を卒業と同時に家業の源右衛門窯で従事するようになります。源右衛門では、手描きならではの美しさにこだわり、一つとして同じものはありません。伝統... -
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田端志音
田端志音は、1947年に福岡県北九州市で生まれた陶芸家です。現在は自宅にて個展を開催するなど、精力的に活動していることでも知られています。1985年より5年間江戸時代から続く大阪の道具商「谷松屋戸田商店」に勤めたことが、きっかけとなり陶芸の道に進... -
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田村耕一
田村耕一は、栃木県佐野市出身の陶芸家です。東京美術大学にて陶芸のノウハウを学んだあと、大阪に移り楽焼に触れました。戦後に松風工業株式会社松風研究所に入所したあと、陶芸の本格的な研究を行うようになります。 ・昭和33年 現代日本陶芸展で朝日賞... -
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沈壽官 15代
沈壽官は、鹿児島県で400年以上の歴史を持った「薩摩焼」の当主が歴代受け継いできた名称です。もともとは豊臣秀吉が朝鮮に出兵したときに連れて来られた者になり、今でも薩摩焼の伝統を今に伝えている存在と言えるでしょう。精緻な装飾陶器や、薩摩切子の... -
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塚本快示
1912年岐阜県生まれの陶芸家です。昭和初期に「青白磁」を作り出した第一人者としても知られており、国の重要無形文化財(人間国宝)として認定されています。本名は快児といい、江戸中期から続く未納焼の窯元になり、小学校を卒業したあと長男として家元...
