1937年に岡山県の備前市で生まれ、本名は才蔵といいます。岡山大学教育学部特設美術科を卒業したあとに美術教師を経験したあと陶芸の道に進んでいきます。各種の窯を築いたものの、小さな窯では「古備前の魅力」を謎解くことはできないとして、中世の大窯焼成計画を立て、全長46mにもなる兵庫県相生市内の山中に半地下直炎式登り窯を築きました。1980年1月8日~53日間かけて大甕などの備前焼を多数作成しています。その後、岡山県邑久郡牛窓町寒風に移り住むと「寒風大窯」を作り6回程度作品を作りました。さらに、1997年には「寒風新大窯」という全長85m・幅6m・高さ3mの窯を作り、前代未聞の朝鮮となりました。2008年に成功させ空焚きも行うと2015年以降は初窯焼成を行いました。
1969年には日本陶芸協会賞、1996年には山陽新聞社賞にて文化功労賞を獲得しました。巡回展も行っており、東京や大阪、京都、奈良、広島などで開かれ、2006年に紫綬褒章を受賞しています。
