美術品とは、美術的な価値や美的な鑑賞を主な目的として制作された芸術作品の総称です。視覚を通じて感動や思考を促す「造形芸術」を指し、文芸や音楽などの他の芸術分野と区別されます。
主なジャンルは、絵画(油彩、日本画など)、彫刻、版画が挙げられます。その他にも、写真、陶芸、書跡、インスタレーション(空間全体を使った表現)など、表現の媒体は多岐にわたります。美術品と工芸品(実用性を重視したもの)の線引きは曖昧な場合もありますが、一般的に鑑賞を主眼とする点が異なります。
美術品の価値は、単に古いかどうかだけでなく、作者の知名度・評価、独創性や技術の高さ、希少性(一点物か否か)、制作年代、保存状態、そして作品の来歴(信頼性)など、複数の要素によって総合的に決定されます。
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