鯉江良二は、1938年に愛知県常滑市にて生まれた陶芸家です。歴史ある土地だからこそ、窯業に興味を持ち、志すようになります。愛知県立常滑高等学校窯業科卒業したあと、日本タイルブロック製造株式会社に入社します。14歳のときにアルバイトによって右手の指2本の第一関節を失い以下のように述べています。「制作に支障はないが、就職では心を傷つけられた。このハンディを背負ったことが、ぼくの今の底力になっている。」というように、陶芸家としての道を後押ししました。1966年に独立し窯を作り、言葉にはこだわらない独自の作風を作り続けました。なかでも、「土に還る」シリーズは、シェルベンを用いて作られました。2004年「第8回メルボルンアートフェア」に出品しました。その後、2020年 8月6日、咽頭癌のため亡くなりました。
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