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金城次郎

金城次郎は、沖縄県の陶芸家として知られています。国の重要文化財である琉球陶器の技術保持者としても知られており、沖縄県で初の人間国宝として認定されました。13歳のときに新垣栄徳が、民芸運動を展開していた濱田庄司や柳宗悦の影響を強く受け製作へと活かしていったと考えられています。太平洋戦争の影響を受け、一時的に製作を中断するも、日常的な暮らしのなかに「用の美」を生み出し、民芸活動と用途が一致したことで大きく飛躍していきました。1972年に公害問題が原因で読谷村に窯を移し、2004年に亡くなりました。華美な作品ではないものの、素朴ななかに温かみを感じられるものも多く、魚や海老をモチーフにしたものを多く見かけます。笑っているように見える魚などユーモア溢れる作品も多く、他の陶芸家とは違った作風を追求したのも特徴です。