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加藤卓男

1917年に五代加藤幸兵衛の長男として誕生しました。1961年にはフィンランド工芸美術学校を修了し、日展で第六回北斗賞も受賞しました。古代ペルシア陶器ならではの独創的で色彩豊かな、釉調に魅力を感じ、イラン・パーレヴィ王立大学付属アジア研究所留学およびペルシア古陶発掘調査にも、参加しています。当時、絶滅していたと言われていた幻の名陶ラスター彩の復元を中心に青釉、三彩、ペルシア色絵など、高い技術を持った異民族との文化を日本文化と融合させることに成功しました。昭和55年に宮内庁正倉院より正倉院三彩の復元制作を委嘱され、平成7年に国指定重要無形文化財保持者(人間国宝) に認定されました。陶芸界でも、確固たる地位を確立したリーダー的な存在として、古典も数多く行なっています。岐阜県の名誉県民としての称号も受け、2005年に永眠しました。

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