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市野雅彦

昭和36年に兵庫県篠山市生まれの陶芸家です。丹波立杭の茶陶作家 初代市野信水を父に持ち、次男として生を受けました。市野雅彦氏の兄は「二代目信水」として認定されており、兄弟そろって確かな功績を残している人物です。広島にて陶芸を学んだあとに、故障である丹波へと帰郷しています。平成7年には第13回日本陶芸展 最優秀作品賞・秩父宮賜杯を受賞し、平成11年には海外巡回・日本の陶芸展や日本の工芸 「今」百選展に選ばれています。市野氏は貝を思わせる器「開」以降、高く評価されており赤と黒の対比の美しい「線紋器」を見ても、無我の境地のような世界観を作り出しています。オリジナリティ溢れる作品が多く、日本六古窯の一つである丹波にて工芸的な美しさや現代的な造形力を持った作品を精力的に作っています。形にこだわった作り方をしているため、轆轤にて成型し手びねりによって表現していきます。現代的な造形もあり、塩釉や赤土部などを用いた色彩・質感などの表現からも伝わってきます。2006年にはボストンにて一門展も開催しました。

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