TEL0120-554-110

駒澤利斎

千家十職の一人でもあり、棚や香合などを制作する「指物師」として、代々受け継がれてきた名称になります。初代の情報については殆ど残されていませんが、二代目より注文を受け、指物を製作していたと考えられています。とはいえ、当時は千家とのつながりも薄く、四代目に入ってから茶方指物師としての称号を受けるようになります。代々、積極的に製作にも力を入れており、絵師の才能を持っていた人もいます。ただ、昭和52年に14代目が亡くなったあと、現在も空席のままとなっている状態です。指物は、簡素的なデザインではあるものの、受け継がれてきた伝統的な技術や、研ぎ澄まされた感性があってこそはじめて成立するものです。素材本来の魅力を活かしつつ製作するなど、高い技術を必要とします。

よかったらシェアしてね!