酒井三良は、福島県に生まれた日本画家です。小学校を卒業したあと、上京して叔父のもとで中学に入学するも退学。その後酒井三良は、もともと興味を持っていた絵画制作を自己流で始めるようになります。具体的にどのように美術を学んだのかはわかっていません。日本美術院新年会に出席することもあれば、院展試作展に出品するなど、積極的に動きました。酒井三良の「雪に埋もれつつ正月はゆく」は高く称賛され、その後南山荘に移り住み、制作を行うようになります。酒井三良は、生涯で日本の豊かで美しい自然や、その地域で生活している人の姿を描くことに尽力しました。清新な画風を大切にしていたのもあり、時代の先端を行く画家としても評価されました。72歳で亡くなるまで精力的に描き続けたそうです。
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