青山杉雨は、愛知県生まれで、東京の向島に上京しています。もともとは行草を得意としていましたが、戦争を挟んで古文や隷書などの研究にも熱心に取り組みます。青山杉雨は、とても読書家としても知られ、亡くなるまでたくさんの書籍を読んでいたそうです。弟子の指導にはとても力をいれていたそうですが、稽古あとにみんなで囲みながらお菓子を食べるのを楽しみにしていたそうです。その数、2000人にもなると言われており、たくさんの人に慕われていたのだとか。青山杉雨は、日本人の感覚をとても大切にしており、作品ごとに趣が違うなどの一面もあったそうです。とても力強い作風になり、生涯一度も個展を開くことはなかったのだとか。「青山杉雨書法」や「中国書法名蹟」などの書物を残しました。
TEL0120-554-110