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菅楯彦

1949年(昭和24年)に大阪府文芸賞を、1951年(昭和26年)に大阪市民文化賞を受賞。初めての公募展は、同年第7回日展に出品した「山市朝雨」で、審査を必要としない依嘱出品でした。

その後も日展に依嘱出品し、1958年(昭和33年)日本芸術院より、日本画家として初の第14回恩賜賞を授与されます。1962年(昭和37年)大阪市名誉市民第1号に選ばれますが、翌1963年85歳でこの世を去りました。楯彦は妻亡き後、生涯再婚はせず、亡くなる前〝八千代の着物をかけてほしい〟と言ったそうです。没後の1978年(昭和53年)倉吉市から名誉市民章が授与されます。1989年(平成元年)その功績により、菅楯彦大賞も設けられました。「皇后冊立」(聖徳記念絵画館蔵)「聞書抄」(谷崎潤一郎)や「私本太平記」(吉川英治)の挿絵などは彼の代表作となっています。デッサンを基本としながらも、その作風は非常にユニークで、歴史、郷土芸能、古今の民衆の風俗などを多くモチーフとしています。

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