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六角紫水

六角紫水は、瀬戸内海に浮かぶ能美島の大原村にて生まれた陶芸家です。国宝を創った男ともいわれるように、高い技術を持ち東京美術学校美術工芸科漆工部を第 1 期生として卒業したあと東京美術学校教授、帝国芸術院会員を歴任して大きな貢献を果たしました。卒業の際に天皇御使用の菊螺鈿蒔絵棚に図案が採用されたことで陶芸家としての門出を飾る大きな栄誉となりました。1898年に日本美術館の創設に参加したあと、1904年に岡倉や横山大観とともにと芸すると、ボストン美術館やメトロポリタン美術館にて勤務し東洋美術品の整理を行うようになりました。日本に帰国したあとも後進の指導に力をいれながら、正倉院宝物や楽浪漆器など幅広い古典技法を次々に発表していきます。1924年に教授となり、審査員・無鑑査として作品の発表「暁天吼号之図漆器」が帝国美術院賞を受賞しました。