
買取価格30,000円
手塚 充(てづか みつる)は、京焼の伝統を受け継ぐ陶芸家です。名工・手塚玉堂の五男として京都に生まれ、父に師事して陶芸を修得しました。1971年に独立し、京都山科に勧修寺窯を開窯。
作風は、京焼の伝統を重視し、仁清写(にんせい-うつし)や安南写(あんなん-うつし)を得意とします。端正な造形と優雅な絵付けが特徴で、茶碗や水指、皆具など茶道具を中心に制作しています。
還暦を迎えた2001年には、大徳寺管長より窯名「花蝶窯」、陶名「石雲」を拝領し、以降は手塚石雲としても作陶しています。全国の百貨店などで個展を開き、多くの茶人に愛される優美な茶陶を生み出し続けています。