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高麗焼茶碗 李方子

買取価格5,000円

李方子(り まさこ、1901-1989)は、日本の皇族・梨本宮方子女王として生まれ、1920年に朝鮮王朝最後の皇太子・李垠(イ・ウン)に嫁ぎました。この結婚は日韓融和を図る政略結婚であり、彼女の人生は日韓の複雑な歴史に翻弄されました。
第二次世界大戦後、王族の身分を失い、夫と共に日本で生活していましたが、1963年に韓国へ帰国し、韓国籍を取得しました。その後、心身障害児のための福祉事業に尽力し、知的障害児施設「明暉園」や養護学校「慈恵学校」を設立しました。
波乱の生涯を送りながらも、献身的な福祉活動によって「韓国障害児の母」と呼ばれ、日韓の架け橋としての功績が評価されました。彼女の葬儀は準国葬として執り行われ、韓国の地に眠っています。