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三輪休雪 茶碗

買取価格78,000円

三輪休雪(みわ きゅうせつ)は、山口県の萩焼(はぎやき)を代表する名跡で、特に茶碗の製作で知られます。
歴代の中でも、十代休雪(休和)と十一代休雪(壽雪)の二代が人間国宝に認定されており、彼らが開発・大成した「休雪白」(藁灰釉を用いた純白に近い白萩釉)を駆使した茶碗が非常に有名です。十代は雪のような柔らかな白、十一代は力強い轆轤目や大胆な造形の「鬼萩(おにはぎ)」茶碗で、その名を確立しました。
現在の十三代休雪(和彦)は、伝統的な萩焼を継承しつつも、アメリカ留学の経験を基にした現代的な感覚を融合。「エル・キャピタン」と名付けられた、大地のエネルギーを思わせる粗々しく重厚な作風の茶碗など、独自の表現を追求しています。萩焼の「七化け」(使い込むことで色合いが変化する現象)も、休雪茶碗の魅力の一つです