
買取価格20,000円
真清水蔵六(ましみず ぞうろく)は、江戸時代末期から続く京都の陶工の家系であり、特に青磁の分野で名を馳せました。
初代・蔵六(1822-1877)は、京都・五条坂に開窯し、中国・朝鮮の古陶磁を研究。特に青磁に秀で、「青磁の蔵六」として知られます。裏千家11代・玄々斎宗室に師事し、茶道具の名工としても評価されました。ウィーンやフィラデルフィアの万国博覧会にも出品し、海外でも名声を高めました。
歴代の蔵六は、この伝統を受け継ぎ、青磁、染付、色絵、粉引など京焼の幅広い技法を得意とし、主に茶道具、煎茶器を制作しています。当代の五代・蔵六は、京焼の伝統に加え、唐津の技法を取り入れるなど、常に新たな境地を開拓し続けています。