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灰秞茶碗 松井康成

買取価格12,000円

松井康成(まつい こうせい、1927-2003)は、日本の陶芸家で、重要無形文化財「練上手(ねりあげで)」の保持者(人間国宝)に認定されました。
長野県生まれで、茨城県笠間市の月崇寺の住職を務めながら作陶活動を行いました。1960年代から、複数の異なる色土を練り合わせ、その収縮やひび割れを利用して複雑な模様を創り出す「練上手」の技法を探求。従来の練上を大きく進化させ、「嘯裂(しょうれつ)」「象裂磁(しょうれつじ)」「堆瓷(ついじ)」「玻璃光(はりこう)」など独自の技法を次々に開発しました。
色彩豊かで力強い造形は国内外で高く評価され、練上手という伝統技法に新たな芸術性をもたらした功績は計り知れません。笠間焼を代表する作家の一人です。