
買取価格35,000円
真葛香斎(まくず こうさい)の「碗一対(わんいっつい)」とは、京焼の名門「真葛焼」の歴代当主が手がけた、二つで一組の茶碗や器のことを指します。
真葛焼は江戸時代初期から京都で続く陶磁器の窯元であり、代々その技法と名跡を継承しています。この宮川家において、初代香斎(四代宮川治兵衛)が幕末に本格的な作陶を開始。四代以降は真葛香斎としても知られるようになりました。
真葛焼の作品は、仁清や乾山に倣った華やかな色絵や、ワラ灰釉による気品ある乳白色の釉調が特徴で、特に茶道具の世界で高く評価されています。